2021年にも、東京で横尾忠則氏の大規模な個展が開催されていた。
彼の作品をじっくり観たのは、その時が初めて。とにかく、一つ一つの作品のインパクトが強すぎて、その上、展示作品数も多かったので、たちまち消化不良に陥ってしまった。正直、しばらくは観なくても良いかな、と思ったぐらい。
でも、やはり横尾氏の出身地、兵庫県に来たからには、彼の名を冠した美術館に行かないわけにはいかない。そう思い、「横尾忠則現代美術館」へ。
東京で観たときよりは、ぐっと作品数は少なかったものの、案の定、心して行かないとエネルギーを吸い取られそうな気がする。
美術館最上階から山側を望むと、眼下には元関学のチャペルだった神戸文学館が。後方には、横尾夫妻が新婚時代を過ごした、青谷の街も見える。
鑑賞後は、美術館併設の「ぱんだかふぇ」にてひと休み。
店名の由来は、恐らく向かいの神戸市立王子動物園。こちらでは、東京の上野動物園、和歌山のアドベンチャーワールドと同様、パンダに会うことができる。残念ながら、パンダのタンタンは病気療養中とのことだったので、動物園に行くのは控えたけれども。
カフェでは、美術館の半券チケット割り引きあり。お願いすれば、横尾氏デザインの器で提供してくれる。