1月2日の美術館は穴場、と長年信じていたけれども、国立西洋美術館に至ってはそんなことはなかった。美術館どころか、上野の街自体が人であふれかえっていた。いつも通りに。
今回のお目当ては、ポンピドゥーセンターと国立西洋美術館の共同企画による「キュビスム展」。
印象に残った作品は、キュビスムの大流行を生み出した一人である、パブロ・ピカソの《肘掛け椅子に座る女性》。
それと、マルク・シャガールの《墓地》。
シャガールといえば、パリの上空にフワフワと浮かぶ恋人たちの絵の印象が強かったけれども、こんな作品も残していたとは。
それ以外に、国立西洋美術館を設計したル・コルビュジエの作品群も印象深い。
音声ガイドには、通常のナビゲーターに加えて、山田五郎氏の解説も。帰宅後、そういえば最近、五郎さんのYouTube番組を見ていなかったと検索したら、当美術展についても2回にわたり解説していた。これはわかりやすい。こちらを聴きながら鑑賞するのも良し。