東京国立近代美術館で企画展を観た後は、時間の許す限り常設展(所蔵作品展)も観るようにしている。ついでに観るなんて言うのは、恐れ多いほどの名作ぞろいなのだけれども。
ちなみに、企画展の様子はこちらから
今回も、いきなり、この作品が目に飛び込んで来て、動けなくなってしまった。
まさか!と思ってキャプションボードを見ると、やはり。会田誠氏の1995年の作品。新収蔵らしい。1995年といえば、阪神・淡路大震災と地下鉄サリン事件の起こった年。当時も日韓関係は冷え冷えとしていたと思うが、タイトルの「美しい旗」とは、どういう思いでつけたのであろうか。
近くには、村上隆氏の最初期作品(1991年)もある。
使用されているのは、世界有数の模型メーカー「タミヤ」のアメリカ歩兵フィギュア。
これらの2作品だけでも、ファンにとってはたまらないと思うけれども、常設展はいつも企画展に押され気味。もったいない。
当館が所蔵しているリヒター作品は、常設展の会場で観ることができる。