根津美術館が所蔵している尾形光琳の国宝《燕子花図屏風》。毎年、庭園のカキツバタの開花時期に合わせて展示される。初めてこの企画を知ったときは、なんて粋な!と感動し、その後何回か観に行ったけれども、ここ最近はコロナ禍もあり、すっかりご無沙汰になっていた。
今回は、実際の茶会で取り合わされた茶道具の名品とともに展示。
そして、庭園のカキツバタもちょうど見頃。今日はあいにくの雨と思っていたけれども、雨の中のカキツバタもまた風情がある。
今月はいけばなのお稽古でも、カキツバタを扱う。庭園、光琳の作品ともに参考にしたい。