Tokyo Art Report

東京、ときどき近郊でのアート鑑賞レポート

谷崎潤一郎をめぐる人々と着物 People and Kimono around TANIZAKI Junichiro

今さらですが、グーグルマップって本当に便利!

週末の午前中、御茶ノ水で用事があり、午後はどこかの展覧会に行こうと思っていたけれども、行きたいところは少し離れたところばかり...行った先から、また乗り換えて自宅に戻ることを考えると、改めて出直したほうがいいかな、と試しに御茶ノ水で「美術館」と入力したところ、ヒットしたのが二駅先の根津にある「弥生美術館」。あ、ここの展示に行きたいと思っていたんだ!と、またたく間に午後の予定確定!

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開催中の「谷崎潤一郎をめぐる人々と着物」は、谷崎作品のモデルとなった人々に焦点を当てて、彼らの着物や装飾品を展示。また、作品の登場人物の装いがアンティーク着物で再現されています。実は、国文専攻だった私の卒論テーマは谷崎潤一郎。確かに谷崎作品に登場する人物の装いは、作品によっては微に入り細に入り描かれていて、私も想像を巡らせたものです。でも、所詮20歳そこそこだった私の想像力...プロフェッショナルによる再現は、自分にはない視点も多々あり新鮮でした。

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残念ながら展示室内での写真撮影不可。だから、ゆっくりじっくり目に焼き付けて。着物協力は、田中翼アンティーク着物コレクション。

www.wing-antiquekimono.com

小規模な美術館ゆえ、週末でも混んでいないのではと思っていたけれども、そんなことはなく、お友だち同士や家族連れ、お着物で来館しているおひとりさま女性も数名いました。

ちなみに、美術館の目の前は東京大学弥生門側。装飾が美しい。

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www.yayoi-yumeji-museum.jp