人に話すと、まだ早いと笑われてしまうけれども、今年に入ってから自分の人生を逆算して考えるようになった。
遺伝で考えると自分の寿命は☓☓歳くらい。健康寿命は、そこからマイナス10歳くらい。そうすると、自由に動き回れるのは、あと☓☓年くらい......
あと☓☓年!!まだまだやりたいことはたくさんある。今のうちに行きたいところに行って、会いたい人に会って、食べたいものを食べて......
そして、今回この3つを同時に叶える場所、それがティーンエイジを過ごした神戸だった。
お宿は、「世界一の朝食」で有名な神戸北野ホテルをチョイス。
こちらは、1992年の開業以来初の大規模改修を行い、この4月にリニューアルオープンしたばかり。
朝食はウワサ通り素晴らしかった。まさに、「五感に訴えかける」料理。
でも、前日に同ホテルでいただいたディナーが想像以上に素晴らしく!朝食に輪をかけて「五感に訴えかける」料理の数々。朝食は有名だけれども、こちらももっと広く知ってほしい。
デザートの「砂漠のバラ」。
少し残念に思ったことを一つ。このお店に限ったことではないのだけれども、最近、料理をサーブする側が、料理の名前や食材を伝えることに精一杯で、顧客と会話を楽しむ余裕がないと感じる。料理を運んでくるのが、たいてい若者だということも関係しているのかもしれない。
今回も、「兵庫県産の☓☓、明石の海で採れた☓☓......」と、指折り数えながら唱えられ(指は隠しているけれども、こちらにはバレバレ)、全部言い終わったあとには、「ふぅーーー、全部言えた!!」と心の声まで聞こえてきそう。唱えている最中は、記憶が飛んでしまうかも?とこちらも口を挟めず、またこの調子だと、何か聞いても満足な答えは得られないのでは?とも思い、「へー」とか「ふーん」とか相槌は打つものの、一方的に聞いているだけに留まる。
これだったら、紙に書かれた献立を置いておいてもらったほうが良い気もする……いやいや、そんな事は言わずに、彼らの成長を見込んで、温かい気持ちで聞いてあげたほうが良いのかな……
最後に、今回一番目を奪われた内装を。クジャクが描かれているような、エレベータの階数表示。