タイトルと物悲しいテーマ曲だけは知っていた、映画『ひまわり』。現在、再上映されているとニュースで知り、早速観に行って来た。
映画の見せ場でもあるひまわり畑は、ウクライナのヘルソン州で撮影されたものだという。そのヘルソン州もまた、現在ロシア軍の侵攻を受けているらしい...
良い映画だった。
戦時中に引き裂かれた男女の話といえば、カトリーヌ・ドヌーヴ主演の『シェルブールの雨傘』を思い出すが、お互いが別々の道で幸せになっているのなら、それでも良い。でも、やはり戦争には反対だ。
映画を観終わり立ち上がろうとしたら、突然隣席にいた年配の女性に話しかけられた。何でも、50年前の学生だった頃に観て、忘れられない映画になっていたとのこと。半世紀ぶりに観て、感動新たに誰かと気持ちを分かち合いたいと思ったのであろう。ひとしきり話した後、一言「あのひまわり畑も、今グチャグチャにされているんでしょうね」と。
今回、映画の売上金の一部は、ウクライナの人道支援に寄付されるという。