Tokyo Art Report

東京、ときどき近郊でのアート鑑賞レポート

竹中大工道具館 TAKENAKA CAPENTRY TOOLS MUSEUM

今回、2泊3日の神戸旅行で一番印象に残った場所。それがこちらの「竹中大工道具館」。

大工道具を民族遺産として収集・保存し、後世に伝えていくことを目的に設立された、日本で唯一の博物館。

当初予定していなかった行き先だけれども、神戸っ子である友人からのご提案。やはり、地元民の口コミは最強。まだまだ生成AIは勝てないはず。

以前、東京で観た竹中工務店の展覧会も素晴らしかったので、ある程度は予想していたものの......案の定、期待を裏切らず。

www.setagayaartmuseum.or.jp

木や建築物好きにはたまらない空間。

ボランティアガイドの熱心な説明にも、「へー」の連続。

写真は、どうにか一枚におさまった大工道具一式。1943年の調査によると、本格的な建物をつくるのに必要な大工道具は、179点もあったのだとか。当時、どんなにわか作りの建物でも、72点は必要だったとのこと。

土壁を塗る前のお茶室。

当日は、木を使ったワークショップも開催されていて、参加者は熱心に自分の作品と向き合っていた。イベントページを見ると、今後も興味深いワークショップがずらり。東京でも開催してくれないかな......

https://www.dougukan.jp/

この日は朝一に件の友人と待ち合わせをし、まずは老舗珈琲店本店でモーニング。

kobe-nishimura.jp

三宮、元町散策を経て、ランチはこちらにご招待。

kantan-tei.jp

その後、竹中大工道具館へ。

今回は、まさに行きたいところに行って、会いたい人に会って、食べたいものを食べる旅。

実は、つい数日前、元同僚の訃報を知らされた。偶然にも神戸出身だった彼。今回の旅でも「元気にしているかな?」と思い出したばかりだったのに……彼に聞いて知ったフロインドリーブのクッキー、お土産に買って帰ったばかりだったのに……

改めて、人生は有限。

旅のときだけに限らず、今日、行きたいところに行って、会いたい人に会って、食べたいものを食べる。今後もこのスタイルで生きていきたい。