2023年のアート始めはミュージカルから。
数ヶ月前、突如上司から、劇団四季『美女と野獣』のプレビューチケットを譲り受けた。
本場ブロードウェイで観たことはあるけれども、劇団四季のは初めて。新バージョンは上海ディズニーリゾートで上演されたものを踏襲したとのこと。色が違うと思った。アメリカとも日本とも。今まで目にしたことのないカラフルな色遣い。
ここでミュージカル熱が再燃。そういえば、久しく鑑賞していなかった。
『美女と野獣』の翌日に、以前から同僚に勧められていた『アラジン』を予約。この1月でしばし休演になるとのことだったので、その前に観れて良かった。
で、なんと言っても、瀧山久志氏のジーニー役が最高。同僚もこれですっかりハマり、昨年は2回観に行ったとか。
アラジン役は厂原時也氏。舞台に出てきた瞬間から勝手に親しみを覚えていたが、2016年に『ライオンキング』を観に行った際のシンバ役だった。シンバにアラジン、嫌いな人は少ないかもしれないけれども、彼が演じてこそなのかもしれない。
今回、お相手のジャスミン役は、旧来のお姫様像ではなく、自分の意思を貫く女性として描かれていた。これは『美女と野獣』のベル役にも感じたこと。
当初は「王女なのに恋愛で結婚しようとしている」と周りから嘲笑されていたのが、「好きな人と結婚しても良い」と法改正が行われるまでに。
……とある国のプリンセスを思い出してしまった。
ジーニーの歌う『美女と野獣』のナンバーや、一瞬だが『ウエスト・サイド物語』のマンボも聴くことができ、ミュージカルファンにとっては嬉しい限り。
カレッタ汐留46階からの夜景。
この上を魔法の絨毯で飛んでみたい。