さて、Aichi Art Report 第3弾は、大本命の「博物館明治村」へ。
第1弾、第2弾はこちら
第1弾「ヤマザキマザック美術館」
第2弾「古川美術館・分館爲三郎記念館」
実は、明治村のことは聞いたことはあったけれども、かなり誤解していた。日本には、◯◯村や◯◯ワールドと名のつくテーマパークが数多くあるので、勝手に明治時代を模したテーマパークなのかと。でも、どんなに似せてつくったところで、ホンモノがいいに決まっている!子ども騙しだ!大人は騙されない!と思っていた。ところが...ちょうど去年の今頃、SNSで、明治村にある帝国ホテル中央玄関の投稿写真を見て、あれ??もしかしてホンモノ????と、そこで初めて、明治村は明治建築を保存展示する野外博物館、つまりは移築と復原により成り立っているいうことを知った次第。
敷地面積100万㎡。多分、東京ドーム何個分と言われてもピンと来ない。とにかく広いので一日では周りきれないとの情報をもとに、当日は開村時間9時半に到着。意外にも朝一番は人もまばらで、チケット売り場でも私の前後の人々は、65歳以上のシルバー料金でチケットを購入。平日だし、こんなものなのかなと思っていたら、30分後くらいに大型バスが到着し、黄色い帽子を被った子どもたちが、まさにドドドドドッという感じで入村。午後からは、大学生くらいの男女の団体も。明治村は愛知、もしくは近県の青少年の社会科見学コースになっているのだろうか。
それにしても明治村、私の想像を遥かに超えて、もうのっけから「素敵すぎる!」と完全に夢の世界。事前に、おおよその時間配分を考えて行ったつもりだけれども、いざ実物を目にすると、じっくり見ずにはいられない、写真を撮らずにはいられない。と、そうは言っても限られた時間。お昼はコンビニで買ったランチパックで済ませ、それでも村内5丁目まである中、4丁目以降は泣く泣く多くの建築物を外観見学のみにとどめ、ようやく一通り見終わったのが、14時半。村内には、村営バスも京都市電も蒸気機関車も走っているので、今後行かれる方は、そういうのをうまく利用されると良いかも。
実物に勝るものはないけれども、せっかくだから教会3部作。
このコロナ禍で、多くのガイドツアーが中止になっており、また室内見学できない建物もあった。それは残念だったけれども、あればあったで、もっと消化できなかったのでは。やはりまた来ないと。
そう、室内見学できたところでも、靴を脱いで見学するところも多く、畳や絨毯はもとより、木材の場合は芯から冷えます...今の時期は厚手の靴下を履いていくのがおすすめ。
そして、最後はやはり、こちらの写真を。
フランク・ロイド・ライト設計の帝国ホテル中央玄関。もう圧巻でした。中にある帝国ホテル喫茶室で季節のケーキと紅茶をいただき、まさに至福のひととき。
この後、どうにか同じ市内にある国宝犬山城にも行けて、これで、松本城、彦根城、姫路城、松江城の国宝5城を制覇。ホテルに一旦戻り、東山動植物園の紅葉ライトアップも見に行ったので、当日の歩数は33,111歩、歩行距離にして22.66km。