本日は、Aichi Art Report 第2弾。
第1弾はこちら
「ヤマザキマザック美術館」
ヤマザキマザック美術館のお次は、名古屋から来たときと同じ市営地下鉄東山線に乗って「古川美術館」へ。こちらは、実業家古川爲三郎が蒐集した作品の寄付により開館した美術館。
ちょうど開館30周年記念特別展ということで「印象派とエコール・ド・パリ」を開催中。出品作品は25点と少数ながら、これらは所蔵品ではなく、全てアートコレクターの個人蔵というから驚き。
しかも、タイトルから想像できるように、日本人にもおなじみの作者ばかり。その中でも私が印象に残ったのは、チラシにもなったモネの《霧の中の太陽》。そして、ムンクの《白夜のAsgardstrand》。ムンクといえば《叫び》が有名だけれども、解説によると、彼が「歪み」始める前年1891年の作品とのこと。恐らく小学校入学前後くらいの子ども2人が描かれた、テーマも色使いも非常に穏やかな作品。
展示は、2フロアに渡り25作品だったけれども、じっくり観るのにちょうど良い。地元の人が多かったのかな、老若男女問わず、会話をしながら鑑賞している人も多く、こういうのも良いよな、と思う。
そして、美術鑑賞後は、徒歩3分の距離にある「分館 爲三郎記念館」へ。こちらは、旧古川爲三郎邸。昭和9年に茶事を目的として建てられた数寄屋建築で、国の登録有形文化財にも登録されているとか。現在は、茶器の展示と呈茶席が。
こんな空間で、しっぽりとお茶をいただきたい!と後ろ髪を引かれたものの、その後は、どうしても本場でも食べてみたかったので、小倉あんトーストを目指して名鉄百貨店本店のキハチカフェに。
さすがキハチ!見た目はもとより、トーストに塗られたマスカルポーネチーズと、抹茶をまぶしてあるのが特徴的。
ということで、本日はここまで。Aichi Art Report まだまだ続きます。